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3月に胃潰瘍で休演した歌舞伎俳優の尾上菊五郎(73)が5日、都内で東京・歌舞伎座の5月公演「團菊祭」の取材会を行い「あと1回吐いてたら、分からなかった」と生死にかかわる大量吐血をしていたことを明かした。また歌舞伎界をにぎわせた片岡愛之助(44)と藤原紀香(44)の結婚について「大歓迎。(紀香は)こんぴら歌舞伎にも行けばいい」と喜びながらも、おかみさんと女優との両立は「難しい」と助言した。
家族も心配するほど病状は深刻だった。「胃に穴開いて。血を一升瓶(1・8リットル)以上吐いた。真っ黒いのが、ドバーッと。もう1回吐いてたら(命が)分からなかった、と医者が言っていた」。菊五郎はショッキングな場面を淡々と振り返った。
大量吐血は2月27日に自宅で起きた。その直後に帰宅した妻で女優の富司純子(70)もびっくりする中、病院に行くことを拒み、自宅にとどまった。翌日何とか3月公演の稽古へ向かったが、顔面そう白の状態。29日に病院に行くと即入院の診断を受け、一時休演を余儀なくされた。
「食あたりで悪い血が全部出たのかと。(29日は)ホットドッグ食べて胃カメラしたから、最初ちゃんと撮れなかったんだ」と反省。療養で胃壁も修復。精密検査でもがん細胞は見つからなかった。医師からは「酒も晩酌程度なら」と忠告されたそうだが「俺の晩酌の量を知らないだろうに。治って銀座に行ったのまだ1回。節制? 全然しない! それでくたばるなら、役者やめた方がいい」と全快アピール。たばこを吸う余裕も見せた。
愛之助の結婚については「大歓迎。歌舞伎界を宣伝してくれてありがたい」と喜んだ。9日初日の「四国こんぴら歌舞伎」で紀香が“おかみさんデビュー”するかどうかで物議を醸しているが「今日これからその2人が、うちにあいさつに来るよ。『こんぴらに、行け行け』と言ってやろうか」と明かした。
自身もNHK大河ドラマ「源義経」での共演が縁で富司(当時、藤純子)と結婚(72年)。東映のスター女優だった富司は人気絶頂期に自ら引退を決め、音羽屋のおかみさん業に専念。女優復帰は10年後だった。富司の苦労を間近に見てきた菊五郎だけに「女優と両立? 確かに難しいと思うよ。でも子供を産むかどうかでも全然違ってくるからな」とエールを送った。
引用元:Yahooニュース