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競技かるたの第一人者で永世クイーンの渡辺令恵(ふみえ)さん(51)と将棋の吉田正和五段(29)が結婚したことが19日、分かった。ともに初婚で17日に婚姻届を提出した。取材に応じた渡辺さんは「かるたも将棋も相手と一対一で向き合う競技なので、夫婦としてもしっかり向き合ってすてきな家庭を築きたいです」と笑顔。吉田五段は結婚を機に渡辺姓に改姓し、今後は「渡辺正和」の名前で活動する。
かるたと将棋。畳の上の勝負の世界に生きる、22歳差カップルが誕生した。根っから明るい性格の渡辺さんは「明るくて楽しくて笑いがあって、人がたくさん集まってくれるような家庭になったらいいなと思います」と顔をほころばせた。まだ同居はしていないが、17日に婚姻届を提出。結婚式、ハネムーンなどは未定だ。
出会いは昨年1月、将棋の森内俊之竜王・名人(現九段、45)の竜王就位式の席上だった。森内九段と10年来の友人だった渡辺さんが祝福パーティーに駆け付けると、吉田五段と偶然同じテーブルになった。
お互い相手の職業を知らないまま談笑していたが、控えめな性格の吉田五段が恥ずかしがって名乗らずにいると、渡辺さんから名刺を渡してあいさつ。名刺を切らしていた吉田五段は、箸袋に名前を書いて手渡した。その後、吉田五段から「楽しかったです」とだけメールを送って連絡し、ディズニーシーに一緒に行くなどして交際がスタート。
控えめな吉田五段だが、渡辺さんとのデートの時はいつも「楽しくて時間がたつのが速かった」と話していたという。今年5月、吉田五段からプロポーズした。
それぞれの競技の研究や勉強を重ねながら、2人で将棋を指したり、かるたを取ることも。独身を貫いてきた渡辺さんは「クイーンだった37歳まで気持ち的に結婚する余裕はありませんでした。両親も亡くなってこのまま一人なのかな、と思っていましたが、正和さんが家族になってくれて幸せです」と話している。
神奈川トヨタ自動車株式会社渉外広報部に勤務する渡辺さんは、競技かるた界のレジェンド。10歳で競技を始め、1988年からクイーンを3連覇した。93年からは前人未到の11連覇を飾り、永世クイーンに。クイーン14期は史上最多記録だ。現在は全日本かるた協会の常務理事を務める傍ら、現役も続けている。
吉田五段は2005年に棋士養成機関「奨励会」入会。08年に四段(棋士)昇段を果たした。11年には王位リーグ入りを果たすなど活躍。振り飛車も指しこなす居飛車党として今後の飛躍が期待される若手だ。
引用元:Yahooニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151120-00000000-sph-soci