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ロングインタビュー「篠原信一」

ロングインタビュー「篠原信一」

篠原信一、柔道を離れた経緯を語る

篠原信一が人生でもっとも泣いたのは、2000年シドニー五輪の100kg超級決勝でのいわゆる「世紀の大誤審」。その経験を選手としても指導者としても活かすことはできなかったという。2大会務めるのが通例だった全日本の監督をロンドン五輪終了後に辞任し、准教授という肩書を得ていた天理大学も2013年3月で退職。男泣きを活かす場を、篠原は自ら返上したのだ。

――柔道に対してくすぶってるものはないんですか?

「そもそも言われるがままにやってきましたからね(笑)。性格上教えるということは向いてないとわかってましたし、“柔道が好きだ”ということもなかったので。ちょうど40になるタイミングでしたし、自分のやることを自分で決めようと思ったんです」

――それで廃棄物関係のお仕事に。べつにこの方面に明るかったわけではないですよね?

「まったく(笑)。辞めることを決めたとき次のことは何も考えていなくて。それまで公私にわたってさんざんお世話になってきた先輩がふたりいるんですが、その方々がたまたまそれぞれそういう仕事をされていたので“その仕事ってどうやったらいいんですか?”っていうのがはじまりですね」

――よく「次」を考えずに辞めようと思いましたね。

「大学の先生って簡単になれるものじゃないですよね。自分も先生になった後にいろいろな会議に出て、教員採用のプロセスの厳しさを見てきました。僕のときにもこういうことがあったんだなって思うと、きちんと辞める承諾を得ないかぎり次の仕事を探すのは筋が違うなと。周りのみなさんには“オマエはボケか”“オマエはアホかと”言われ、説得されました。“じゃあ次何をするんだ”ってみなさん聞いてくるから“決めてません”と答える。“そんなことで大丈夫なのか?”って言われるんですけど、逆に“すでに次の仕事見つけてたら怒りません?”って聞いたら、“あ、そやな…”と(笑)。僕は天理に育てられて天理にお世話になり、天理に住んでます。そこの筋だけは通さないと最低ですよね」

――会社は、奥さんが社長になられてますけど、篠原さんも出社してお仕事されたりするんですか?

「営業に行ってますよ。こういう仕事って飛び込みではなく、いろんな方からご紹介いただいて先方に伺うんですね。なんかテレビで見たことのあるヤツが来るので、“変なことはしないだろう”と思っていただけてるんじゃないですかね」

――最初はそういう目的でテレビに出られたのでしょうか。

「ええまあ。会社の宣伝になるから出ろよと」

――柔道の関係以外で最初に出られた番組って何ですか?

「『あの人は今』みたいな感じの番組に、『あの人』の方で(笑)。当時すでに会社は開いてたんですが、先輩の会社のトラックに乗せてもらってたんです。そこにカメラが来て“え、もしかして柔道の篠原さんですか!?”“はい、そうです”っていう。実は最初1回断ったんです。そしたら先輩が“バカかオマエは、出ろ”と。先輩にしてみれば、自分の会社が映るというのもあったのかな。オンエアでは先輩の背中もちらっと映ってましたね(笑)。宣伝もそうなんですが、“篠原は廃棄物関係の仕事をしているんだ”ということを世間に知らしめておいた方がいいという判断もありました。そのころは全柔連(全日本柔道連盟)の問題があったときで…」

――ああ、ありましたね! 暴力問題とか、JSC(日本スポーツ振興センター)の助成金の不正受給とか。

「同じタイミングで自分も大学を辞めてるので、“篠原もなんか関係してて辞めさせられたんじゃないのか”っていう雰囲気があり、“そうではありませんよ”と知ってもらうために」

――それがはじまりだったんですか! 今、ウィキペディアには「バラエティタレント」っていう肩書も加わってますよね。

「僕は芸人さんみたいにしゃべりのプロではないということは肝に銘じてます。考えて考えてしゃべってウケることはまずない。何か言って“ここ結構面白がられてる”と気づいたところをその場で広げる程度で。芸人さんは心底すごいと思いますよ。毎日テレビに出て地方にも営業に行って、それでなおちょっとしたことを面白くするための準備を欠かしていない。その努力と頭のよさ、笑いの技術には舌を巻きますよ」

――今、篠原さんにとってテレビのお仕事ってどういう位置づけですか?

「お金をいただいて出させてもらっているかぎりは、求められている結果は出さないといけないと覚悟してます」

――ゲストで出られた『新チューボーですよ!』調べによると、去年の上半期のテレビ出演が6本。今年上半期は94本。急激に露出が増えたことで、かえって飽きられてしまう可能性もありますよね。本業ではないけど本気で取り組んでらっしゃる篠原さんとしては、その辺、どう考えてらっしゃいますか?

「呼ばれなくなったらなったでしょうがないですね。もちろん1回でも多く出させてもらうに越したことはないですけど。現場で他の方を見て“スゴい! 面白い”って感じたことを取り入れながらちょっとずつ領域は伸ばしてるつもりではあるんです。それまでは黙ってたところで、“こういう出方をすればいいのか”って試してみたり。結果“オマエ、バラエティ慣れしすぎやろ!”ってツッコまれてみたり(笑)」

――それはそれでまたよし、という。

「僕テレビでも、最初よくしゃべってたのがやっぱりシドニーの決勝の話だったんですよ」

――それで出演も増えて少しずつ素の面白みも出されるようになってきて。

「そういう意味でもあれはやっぱり大きなできごとでしたね。今テレビに出させてもらっていて思うのは、芸人さんたちから吸収できるだけ吸収したいなと。それをテレビで活かせるかはわからないですけど、普段の生活で絶対何かの役に立つと思ってるんです。毎日が勉強です……」

――なるほど…。

「あ! 僕、今いいこといいましたね。ウン、“毎日が勉強!”(笑)」

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