金本新体制の阪神で、ナインへ“チャラ男禁止令”が２８日に発令された。

　この日、１軍打撃コーチに就任した片岡篤史氏（４６）が西宮市内の球団事務所で会見。「選手と一緒になって、一人前にするという情熱を持ち、指導したい」と話した。

　秋季練習中の甲子園のグラウンドにも足を運ぶと３０選手を前に訓示。「田舎（関西ローカル）のスターになるな！」とぴしゃり。「ネックレス、アクセサリーをしてプレーする者もいるが外すように。そんな後輩がいたら先輩は注意せよ」と規律順守を求めた。

　片岡氏と同じＰＬ学園高出身の緒方は「（チームは）締まったいい雰囲気。自分のためにもなる」と話したが他の若虎は内心穏やかではない。

　今季、チーム内では若手選手の間でフェイシャルエステが流行。東京の大手エステサロンと提携した店舗で３０００円の顔パックなどを受け「下ネタもＯＫな２０代の美女が施術してくれて、いい気分転換ができる」（某選手）。しかし、チャラ男禁止令が出た今、エステ通いしていると首脳陣の耳に入れば「何ていわれるか…」（同）と震え上がっているのだ。

　球団ＯＢは「結果を出せということ。勝って、堂々と趣味を楽しめばいいだけの話」と笑うが、オトシゴロの若虎には厳しいところ。エステを満喫するためにも猛練習で結果を出すしかない。