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11月から2軍監督に就任する阪神掛布雅之DC(60)が30日、甲子園でユニホーム姿を披露した。
88年オフの現役引退時以来、27年ぶりとなる背番号「31」でグラウンドに立ち、甲子園で会見を行った後は鳴尾浜に移動。ユニホーム姿のまま早速、指導を行った。
-久しぶりのユニホーム姿を鏡で見たりしたのか
掛布新2軍監督 それはありません。だけどちょっと、おなかをへこまそうと努力はしています(笑い)。それは金本監督も言っています。ちょっと(ユニホームに)たるみを作っておこうと。
-31番を着けてみて
掛布新2軍監督 ここまでみなさんに注目してもらうのは確かにうれしいけれど、あくまでも2軍の監督なので。注目されるのは照れくさいです。でも、ファームといえどもプロですから。みなさんに見てもらう野球を、ファームの選手も意識してもらいたい。そういう「目」を意識してやる野球をやって、初めて野球の厳しさとか怖さが分かる。そういう意味では1軍と同じぐらい、ファンやマスコミの方に注目してもらえるような雰囲気づくりをできればいいと思う。
-背番号「31」はその意味で貢献できるのでは
掛布新2軍監督 広報担当みたいなもんですね(笑い)。
-現役時代同様(ズボンの裾を上げる)クラシックスタイルは継続
掛布新2軍監督 僕はこれしか着たことないし、この形を変えるつもりはないです。僕はこれが好きだから。これが一番楽だから。みなさんのイメージもこれでしょうし。それだけ期待を裏切りたくないってことです。期待通りで出てこないとダメでしょう?
-これまでDCとして指導してきたのと変化は
掛布新2軍監督 サポートするような形で(DCとして)2年間見ていましたし、踏み込んでいろいろやりづらい立場でした。監督やコーチの邪魔をしてはいけない気持ちがありますし。でも立場が変わる。金本監督からも「掛布さん、もっと踏み込んでやってください」と言われました。投手で言えばこの秋、何かひとつ「低めにしっかり投げる」とか意識を持ってやろうと。1つのモノができれば、それが自信につながるし、体で覚えたことはなかなか忘れない。自転車も1回乗れば、何年経っても乗れるもの。そういう何かひとつのモノを体が覚えれば、そこから広がるものは無限大ですから。0から1というのが一番難しい。1があると2、3と積み上げられますから。
-長距離砲の育成は
掛布新2軍監督 ゴルフで言うと300ヤード以上飛ばせるのは限られた人ですよね? 100ヤードのアプローチは練習して技を磨けば、そういう自分の技術は作れるけれども、我々の時代のジャンボ(尾崎)さんみたいに、300ヤードを超えるようなドライバーを打てる人は限られてくる。そういう選手を作るのは非常に難しい。みなさんが思うほど簡単に育つものではないし、簡単に作れるものでもないというのは、金本監督も僕も共通する思いなんです。でも、諦めずにやらなければならないという強い気持ちは、お互いに持っています。